1961(昭和36)年、私が山口での開拓伝道の最中に失ったのはかけがえのない我が子でした。
生後4ヶ月の幼い生命を失った深い悲しみと嘆きを神様が見つめていて下さり、生きる力を失った私の心に償いの道をお示し下さいました。
幼な子を愛し、幼な子とともに生きる道への使命感と、幼な子の心に福音の種子を蒔くという幼児教育伝道への幻と決断が与えられ、突破口が開かれたのです。
神様の導きと愛に支えられ、深い悲しみの中から神様の御声に従って立ち上がってくる中で生みだされた各園の幼児教育、保育の内容には、かけがえのない生命の尊厳をかみしめながらの愛と祈りがこめられています。
子供たちの純粋な、生き生きとした祈りは天に届き、小さな口から溢れ出る賛美の歌声がこだまする平和と愛の園の実現を願うこどもの園、幼な子の持つ無限の能力とすべての可能性の開花を
めざした保育をこれからも展開してまいります。
保育の方針を実践に移すことにより、良い性格の人間を育てます。
私どもは、良い子とは良い性格の持ち主であると信じています。
そして、良い性格の持ち主は必ず、頭の良い、賢い人間として大成します。