愛の園児童発達支援センター 施設紹介

施設紹介

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園庭について
園庭完成予想図

みんなの共有地“Green Common”
〜遊びと、発⾒と、仲間が⽣まれる場所〜

ノーマライゼーション(共⽣)やインクルーシブ(包括・統合)な視座をテーマに、園庭を取り巻く保育園、児童発達⽀援センターや放課後等デイサービスの全てのこどもたちに多様な遊びと活動、⼼のオアシスとなるような屋外環境を共有したいという思いから「みんなの共有地“Green Common”」としてデザインされた園庭です。

施設紹介

学者であり作家のレイチェル・カーソン⽒は、幼少期に最も⼤切にすべきものとして「The Sense of wonder」=「神秘さや不思議さに⽬を⾒張る感性」を挙げています。こども達が幼少期から⾃然環境の中、多様で豊かな活動体験を⾏うことは「⾮認知的能⼒」を育み、探求⼼の萌芽へと繋がると⾔われています。こども達の瑞々しい感性や五感を⼤事にした庭づくり、四季の移ろいと⾃然の恵みを実感できる庭づくりを重要なテーマと位置づけています。 また、三つの機能のこども達が共存するこの園庭は、保育園からセンター側に30mの奥⾏きをもっています。そしてセンター側には⾼低差60cmの斜⾯があります。これらの敷地の特徴を活かし、⼆こぶ⼭や段々池、砂場、キッズファーム、ゴムチップのサーキットなど多様な遊びや屋外活動のシーンを奥⾏⽅向に絵巻のように連ねました。

園庭1

近隣への配慮から園庭表⾯の⼈⼯芝を基本とし、そこに⽣きた植物をプロットし、環境のハイブリッド化を図りました。

園庭1

園庭外周をぐるりと取り巻く中間領域(テラス)からは、そうしたこども達のアクティビティがどこからでも眺望でき、皆で園庭を共有していると実感できます。 この「⾒る」「⾒られる」の関係がこども達を外へと誘うことでしょう。

園庭1

このフィールドでの遊びや活動を通じて年齢の枠、帰属する施設の枠を超えた交流、相互理解、そしてとびきりの笑顔が⽣まれることを願います。

遊戯室

遊戯室には天候に左右されることなく思い切り遊べる⼤型ネット遊具を備えています。上や下へと⽴体的に遊べる『⽊のすみか』をイメージし、⽊の中を垂直に登り上層ネットエリアに向かうルート、⽊の周りを囲む中空のかごはネット越しに室内が⾒渡せるハラハラドキドキルートもあります。のぞき窓のある⼩屋からはチュ-ブすべり台を使って滑り降りることもできます。

スヌーズレンルームの設置

スヌーズレンは、治療効果や発達⽀援を⼀⽅的に求めることはせず、障がいを持つ⼈のオープンゴールな楽しみ⽅をありのままに受け⼊れ、⼀緒に楽しむものです。スヌーズレンルームでの時間は、障がいを持つ⼈が、⾃分で選択し、⾃分のペースで楽しむための、⼈⽣の⼤切な時間になります。
そして共に過ごす⼈との相互作⽤により、孤独ではない社会的な存在としての時間となります。⽇本スヌーズレン協会の協⼒を得て、本格的なスヌーズレンルームとなる予定です。

スヌーズレンルーム
スヌーズレンルーム スヌーズレンルーム スヌーズレンルーム